亀岡商工会議所青年部
令和5年度 会長 吉田 昌顕

 商工会議所青年部は、研鑽と交流そして自企業の発展を原点として、地域社会へ貢献することを使命に掲げ活動をしてきました。 この責務を全うするために、今の社会が抱えている問題や地域のニーズを敏感に察知し、果敢に挑戦し続ける姿勢をもつことを、 私たちには常に求められています。 しかし、情報化、グローバル化で複雑化する社会問題や、刻一刻と変化する消費者のニーズを的確にとらえ、 その解決法を探るのは容易なことではありません。まして今は先のことが読めない時代です。 コロナウイルスの世界的蔓延、ウクライナ侵攻、気候変動、急激な円安など、数年前には想像もできなかったことが加速的に起こっています。 目まぐるしく変化する社会情勢に取り残されないためには、生き残るための競争力を身に付け、強い個となることが必要です。 しかし個人の力といっても専門スキルはすぐに古くなっていきます。 そこで大切になるのが、様々な分野の知識を身につけ、自分のスキルを高めることで、その成長の助けとなるのが、 組織内での切磋琢磨であり、仲間とのコミュニケーションです。

 今年度のスローガン「Face to Face」は、人と人とが面と向かいあう事を意味します。 対面での事業は、メンバーがお互いの思いを直接感じ、関係性を深めあうことを助け、個々の研鑽を後押しします。 それがひいては自企業の発展・地域の経済的発展の一助となり、地域の未来、自企業の未来を創り、 豊かで住みよい地域を創造していくことに繋がると考えます。

 仲間と切磋琢磨する中で、自分一人では気付かないことに気付き、思いがけない発想に触れることで、自分の進む道が広がり、 決の糸口がつかめることもあります。 自分以外の考え方や感じ方を知り、吸収することは、発想の転換を図ったり、視野を広げたりするための近道です。 そして、仲間との絆を深めるためには、同じ空間に集まり、時間を共有することが最も重要だと考えます。

 亀岡商工会議所青年部(以下、亀岡YEG)では、この方針を最優先事項として今年度の事業を組み立て活動していきます。

 また、今年度は亀岡商工会議所青年部創立50周年を迎えます。 YEG宣言の「夢に挑み、地域を愛し日本を愛する、連帯の証となる」をこの節目にもう一度見直し、 半世紀と言う月日の中で受け継がれてきた青年部活動を未来へ繋いでいきましょう。

 最後になりましたが、亀岡商工会議所をはじめとする関係各所の皆様や今日の亀岡YEGを築き上げてこられた諸先輩方には今後とも変わらぬ、益々のご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。また、会員の皆さまには何卒ご理解とご協力をお願い申し上げ、令和5年度会長所信といたします。


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